アルガンオイルの効果と使い方をセキララに!日本人にも合うオイルの見つけ方

この記事の監修専門家 継田理恵さん

「肌はもちろん髪もしっとりツヤツヤになる」と人気のアルガンオイル。とはいっても「詳しい効果を知らない」方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、アルガンオイルの特長や効果、使い方に迫ります。アルガンオイルと似たはたらきをもつ、日本人が慣れ親しんできたオイルも要チェックです!

日本と真逆の気候で育つアルガンオイルとは

アルガンオイルは「アルガンツリー」という植物の種からとれるオイルです。アルガンツリーが生育するのは、モロッコ南西部の乾燥した砂漠地帯。雨がほとんど降らず、気温が50度を超えることもある灼熱の大地です。

そんな過酷な環境下でも、枯れずに生き抜くのがアルガンツリー。約30kgの木の実からとれるオイルはたった1リットルほどで、希少性の高さでも知られています。アルガンオイルは古くから、厳しい紫外線と乾燥にさらされる現地の人々の暮らしに活用されてきました。

現地の人々の肌を守るアルガンオイルの効果

アルガンオイルの特徴は、成分組成がヒトの皮脂によく似ていること。肌によくなじんで、

  • 肌をふっくら柔らかくする
  • 肌のうるおいを抱え込んで守る
  • 肌を保護して紫外線や乾燥などの刺激から守る

などの効果があります。またアルガンオイルに豊富に含まれるビタミンEとオレイン酸は、高い抗酸化作用で知られる成分。紫外線ダメージから肌を守り、日焼けによるシミやそばかす防ぐ効果が期待できます。

全身つややかに!アルガンオイルの使い方

サラリとしたテクスチャーのアルガンオイルは、さまざまな使い方ができるのも魅力。ライフスタイルを選ばず、マイペースにケアできます。

ブースターオイルとして

洗顔後すぐ、化粧水をつける前に使います。化粧水をぐんぐん引き込み、肌の奥まで浸透。うるおいを閉じ込める役割も担います。

ボディオイルとして

サラリとしたテクスチャーでスーッと伸びるので、面積の広いボディのケアにもぴったり。入浴後に軽く体をふき、肌に少し湿り気が残っている状態でなじませましょう。

頭皮ケアオイルとして

頭皮に残った皮脂汚れが毛穴に詰まると、炎症を引き起こすことがあります。頭皮にベタつきを感じたら、シャンプー前にアルガンオイルでマッサージ。皮脂に近いオイルなので、余分な皮脂汚れとなじみ、浮かせて落とすことができます。

ヘアオイルとして

洗った後の濡れた髪につけて乾かすと、しっとりツヤのあるコンディションに。乾いた髪になじませると、ほんのりウェットなニュアンスが出せます。抗酸化作用があるので、紫外線対策としても◎。

美肌成分がたっぷりで、エイジングケアもできて、自分流に多彩な使い方ができて…と、メリットだらけのアルガンオイル。でもアルガンオイル以外にも、同様の魅力を備える植物オイルがたくさんあるんですよ。

数ある植物オイルから日本人が選ぶべき1本とは

日本人女性が選びたい植物オイルは「日本人の皮脂」に近いオイル。日本人の肌は西洋人の肌と比較すると、肌表面の角層が薄いといわれています[1]。そのため紫外線や異物などの、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下しやすくデリケート。それでも健やかな肌を保っていられるのは、皮脂が多いためです。

日本人を含むアジア人は角層のバリア機能が弱く、化学物質や外部からの刺激を受けやすいといわれています。

ところが20代から年齢とともに皮脂の量が減少していき、皮脂の質もドロッとしたものに変化します。皮脂膜は均一に近い状態が理想ですが、皮脂の質が悪くなるとムラになりやすく、バリア機能が低下してしまいます。

日本人の皮脂に近いのは、日本人ならすぐに思い浮かぶ植物から採れる、コメヌカ油、ツバキ種子油、ユズ種子油に加え、日本人も食経験が豊富なオリーブ果実油をブレンドしたオイル。皮脂の量と質を整えて、きめ細かく美しい日本人の肌を支えてくれますよ。

コメヌカ油

オレイン酸とビタミンEが豊富で、アルガンオイルと似た成分組成です。保湿成分でおなじみの「セラミド」を含むので、うるおいをしっかり蓄えます。

ツバキ種子油

オレイン酸とビタミンEのほか、殺菌作用のあるとされるサポニンを含んでいます。菌やハウスダストなどの刺激が気になる時も、肌を守りつるんとなめらかに。

ユズ種子オイル

オレイン酸やリノール酸の他、メラニンの生成を抑制するとされるビタミンCも含有。透明感を引き出すはたらきも期待できます。

オリーブ果実油

抗酸化オイルの代表格。オレイン酸とビタミンEのほか、βカロテンやポリフェノールも含み、紫外線ダメージにも対応できます。

ローズヒップオイル

リノール酸を豊富に含んでいるため、良質な油分を増やし、バリア機能をサポートするはたらきが。

ホホバ種子油

肌(角層)の脂質にも含まれるワックスエステルが豊富。肌を保護して、乾燥や紫外線などの外部刺激に対応します。

日本人の肌には、日本人の肌質に合わせた美容オイルを。春夏秋冬、美しい四季に育まれてきた日本の植物オイルにも目を向けてみませんか?

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参考文献

[1] NeelamMuizzuddin, et al. Structural and functional differences in barrier properties of African American, Caucasian and East Asian skin, Journal of Dermatological Science 2010; 59(2)123-128

継田理恵さん

理想の家庭像と働き方を求めて、勤めていた家庭品・化粧品会社を退社。現在は前職で培った正しい肌知識や化粧品市場の情報等をもとに、美容・健康に関する執筆やイベント企画、化粧品・サプリメントのプロデュースなどを手がける。

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