乾燥肌が治らない3つの誤解!保湿効果が持続するセラミド&オイルのシンプルケアとは

この記事の監修専門家 松倉明日香さん

ちゃんと保湿ケアしているのに、年々進んでいく肌の乾燥。セラミド化粧品をプラスしてみたけどうるおいが続かず、ムズムズ・ピリピリする…なんてとこはありませんか?もしかしたら「乾燥性敏感肌」に陥っているのかも!

保湿ケアの間違った思い込みをリセットして、シンプルケアでうるおいが続く肌を目指しましょう。まずは乾燥性敏感肌についてご紹介しますね。

乾燥性敏感肌とは

乾燥性敏感肌とは、乾燥によりバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でかゆみや炎症が起きてしまう肌のこと。

  • PM2.5や黄砂などの大気汚染、花粉、紫外線などの環境刺激
  • 摩擦刺激
  • 化粧品成分による刺激

などに弱くなります。乾燥して過敏な状態が続く肌の内部は、肌細胞にダメージを与える「炎症性物質」がつくられ、自覚のない緩慢な微炎症が起きている状態。するとシミやシワまで引き起こすことがあります。


花粉症人口が増えているように、環境汚染の影響や生活習慣の変化により、乾燥性敏感肌で悩まれる人も昔よりも増えているようです。

「普段使っていた化粧品が急にピリピリするようになった」「塗っても塗ってもすぐ乾燥してしまう」

そんなもともとの肌質ではない乾燥肌は、シンプルケアによって肌力UPが期待できます。「シンプルケア=保湿力が弱い」というイメージがあるかもしれませんが、効率よくうるおって保湿力が持続しますよ。実はあまり知られていない、スキンケアの誤解を見直してみませんか?

思い込み①化粧水はたっぷりつけるほどイイ

化粧水はその名の通り水が主体で、主な役割は角層に水分を補給したり、キメを整えたりすることです。しかし水は時間がたてば蒸発してしまうもの。また水は角層より下には浸透しないため、受け止められる量には限界があります。

保湿ケアとは水分を補い、与えた水分をしっかりと閉じ込めることが大切。そのために必要なのが「油分」です。

新事実①乾燥性敏感肌には水分だけでなく油分も足りない!

20代までは個人差はあるものの皮脂が十分にある傾向で、汗と混ざり合って皮脂膜を形成。ラップのようにムラなく顔全体を覆って、水分を閉じ込めます。ところが30代からは皮脂の分泌量が減少。さらに質も年々変化していくため、皮脂膜がムラになりやすく乾燥しやすい状態になります。

乾燥性敏感肌が重視したいのは、水分と油分のバランス。化粧水の後は美容オイルなどを取り入れて、皮脂のコンディションを正常に保つことが大切です。

思い込み②セラミドさえあれば大丈夫

肌の乾燥に悩んで情報収集していると、「セラミド化粧品がいい」とよく目にしますよね。セラミドも皮脂と同様に、肌が自ら生み出す保湿成分。セラミドは角層の細胞と細胞の隙間を埋めて、バリア機能の一端を担っています。

ただしセラミドと皮脂の両方がなければ、バリア機能は十分に機能しません。皮脂は肌表面で常に外界と接している、バリア機能の最前線。刺激物質が肌に直接触れないように保護する役割があります。

新事実②セラミドと皮脂は同時にケア!

内側を満たすセラミドケアと、外側を守る皮脂のタッグで鉄壁に。セラミド化粧品は、オイルとセット使いするのがより効果的です。

思い込み③無添加と書いてあれば肌に優しい

実は無添加化粧品には定義がありません。「無添加」と広告していても、数ある添加物(※)の一部を含まないだけで、他の添加物が含まれていることがあります。

(※)1980年に薬事法(現:医薬品医療機器等法)で「肌に刺激を与える可能性がある」と商品へ表示を義務付けた102種類の「表示指定成分」。2001年の医薬品医療機器等法の改正により、全成分の表示が義務付けられ、現在は表示指定成分という言い方はありません。

新事実③無添加でも刺激を感じることはある

注意したいのは前項で述べた通り、広告で「無添加化粧品」とうたっていても、添加物が完全にゼロではない、ということ。

人によってアレルギーや刺激を感じる成分、肌に合わない成分は異なるため、「無添加=安心・安全」と過信するのは禁物です。「無添加」の言葉だけに惑わされず、どの成分が無添加なのかを必ずチェックしましょう!

とはいえどの成分が自分の肌に合わないのか、見極めるのは難しいですよね。刺激を避ける最もカンタンな方法は、スキンケアをシンプルにすることです。

乾燥性敏感肌に美容オイルのシンプルケアがイイ理由

肌が乾燥していると、化粧水の後に美容液、乳液、クリーム…とあれこれ塗り重ねたくなりますよね。

でも多くの化粧品を使うということは、刺激になる成分にヒットする確率が上がるということ。肌に触れる回数も増えるため、摩擦刺激を起こすリスクも上がります。

美容オイルは乳液やクリームより油分の割合が多く、保湿効果も抜群。化粧水の後に一塗りするたった2ステップのシンプルケアで、しっとりとした潤い感が長続きしますよ。

乾燥性敏感肌さんへのおすすめオイルと使い方

美容オイルはしっかり水分を閉じ込めてくれる反面、「ベタつくのでは?」と思う人もいますよね。

おすすめなのは、植物の果実や種子からとれる美容オイルです。サラリとして使いやすいものが多いのが特長です。また肌なじみも優れています。

(編集部注:ベタつきに関する疑問は『「ベタつく?」「崩れる?」美容オイル初心者さんの5大質問にお答えします!』の記事をご覧ください。)

肌表面を保護するだけでなく、角層のすみずみに浸透して、バリア機能を高めてくれる美容オイル。お肌をトラブルから守るためには紫外線をブロックすることも重要ですが、日焼け止めを塗って日焼けを予防しながら、お肌を保湿してバリア機能を高めておくことも大切といえます。

オリーブ果実油やツバキ種子油、コメヌカ油、アルガンオイル、ホホバオイルなどは紫外線による酸化ダメージを防ぐ働きが期待できるので、実は夜だけでなく朝こそ使うのがおすすめなんです!

乾燥性敏感肌に「朝オイル」が重要な理由

  • 美容成分が豊富な植物オイルを塗っておくと、バリア機能を高めて紫外線から肌を守る手助けをしてくれる
  • 肌すべりがいいのでマッサージするようになじませることができ、血色がよくなり元気に見える
  • ツヤが出やすい

編集部注:オイルのツヤ効果は『ツヤさえあれば若見え!?オイルで叶えるつくり込まないナチュラル美肌』の記事をご覧ください。

朝オイルの使い方*

下地の前に、またはメイク前に塗るだけ。テカリが気になるという方は、皮膚が薄い目元やほうれい線沿いにチョンチョンと塗る部分使いも◎

セラミドやアミノ酸などを含む化粧水で角層にうるおいを届けたら、植物の美容オイルで密封&ブロック!シンプルケアで水分と油分のバランスを整えて、乾燥にも刺激に負けない肌を育みましょう。


振って混ぜてから使う 新感覚の美容液オイルとは?

*各商品によって適正な使用方法が異なります。

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松倉明日香さん

大手日系化粧品会社の元美容部員として数多のカウンセリングを行ってきた。現在は化粧品成分スペシャリストとして正しいスキンケア知識や方法を発信。多くの媒体でスキンケア記事の広告・監修・執筆も務める。

またメイクと色彩の技術知識ともに高く、自身が代表を務めるサロンでは“パーソナルカラー×似合うメイク”で多くの女性がより輝くためのイメージコンサルを行っている。「丁寧で分かりやすい、色とメイクでこんなにも変わることに驚き」と絶大な信頼と支持を受けている。

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